おはようございます!!
タイトルが揚げ揚げうるさくて朝から胃もたれしそうですね。
今日は久しぶりにあゆやでの話です。
なぜあの店には行列が絶えないのか。
実は「早く提供する事」が正解とは限りません。
ある唐揚げ屋の大将から学んだ、売上を伸ばす意外な戦略をご紹介します。
唐揚げ選手権のお手伝い
イベントなどに露店を出すと、ほっといても顔馴染みが出来るものです。
だいたい田舎のイベントやふるさと祭りなど、ほとんど同じメンバーです。
ある時仲良くなった唐揚げ屋さんから、出店の手伝いをしてほしいとお願いされました。
最近よくある唐揚げ選手権での出店で、県内中の唐揚げ屋さんが集まり来場者もかなり見込めるようで、人手が足りない!との事でした。
ちょうどそのイベントが家の近所だったので、給料も貰えるし断る理由がありませんでした。
唐揚げ選手権スタート!
私に任されたのは、声出しと品出しやお会計、つまり接客全般です。
これなら普段鮎を焼いてる時とやってる事はなんら変わりません。
唐揚げの仕込みや揚げ加減はもちろんその店の大将にしか出来ませんからね。
仕事をこなしながら周りの出店業者を見ると、さまざまなのぼり、味付け、唐揚げの名店◯◯で修行してきました!の謳い文句など、買ってもらう前にまずはアピール合戦です。
どの唐揚げを選べばいいか、迷ってるようなお客さんも見られました。
自分のとこは売上はぼちぼちといったところで、急に売れたり足が途絶えたりの繰り返しという感じ。
店の後ろで次々と鶏を揚げまくる大将はでかい声で呼び込みしていました。
唐揚げはやはり揚げたてが一番美味しい!のはもちろんなので、ストックを作りすぎず、販売と仕込みのバランスを見ながら仕事をこなしていました。
なぜか急がない大将
お昼近くになるとお客さんも徐々に増えてきました。
周りの店も自分とこも、だんだんと忙しくなるのが肌で感じ取れました。
明らかにこれからピークタイムがやってくる。
この客の流れに乗るか乗らないか、それだけで一日の売上の半分に直結すると思いました。
そこで大将に「一気に作り置きをためときましょう」と言いましたが、大将のペースは変わりません。
目の前のお客さんの列は増える、けど売るべき唐揚げはどんどん減っていく、嬉しい反面「これはまずい」とかなり焦りました。
そしてとうとう陳列出来る商品がなくなり、並んでいるお客さんに申し訳なく思いながら「今売り切れてます、次に提供できるのは◯分後です!」とアナウンスするまでになりました。
お客さんの視線が痛い!と思いながら、大将にもう一度どんどん作りましょう!とお願いしましたが、大将はその日一番の大声で「いらっしゃーーーい!!」を連呼するだけです。
ちなみに大将の声はマジででかいです。正直近くだとうるさいくらいです。
「いやいらっしゃい言うても売る唐揚げが無いやないかーーーい!」と思いながらも、大将のペースで出来上がる唐揚げを待つしかありませんでした。
出来上がった唐揚げも並んでいるお客さんに提供すると全部無くなるので、またお客さんに待ってもらいながら店の後ろで大将が揚げる、の繰り返しでした。
大将の戦略
1〜2時間後、ある程度お客さんがはけた後に、大将が教えてくれました。
「あれはわざと提供を遅らせたんだ。そうすることで店の前に常に行列を作らせることができた。行列はどの販促品でも叶わない、最高の集客ツールになる。」
これは自分にとってまさに目から鱗の話でした。
自分の頭には、お客さんにはなるべく待たせずに商品を提供することが正しいと思い込みがありました。
今並んで買う気満々のお客さんの事ばかり考えて、大事な大事な「見込み客」の事を考えていなかったのです。
マーケティングで言うところの、ポテンシャルカスタマーてやつです。
自分がお客さんとしてこの会場にいたら、色んな唐揚げ屋がある中で、どの店を選ぶか。
やっぱり行列ができている店にそのまま並びます。
特に日本人はそうです。
大将が大学で行動経済学を学んでいたかは分かりませんが、いや多分言葉すら知らなかったでしょう笑
けど大将は感覚でお客さんの感情を理解し、それを見事にコントロールして売上アップに繋げたのでした。
まとめ
よくよく思い返せば鮎を焼いている時でも、行列が出来るとそれがまたお客さんを呼びます。
お客さんがゼロの時、誰も近寄ってもくれません。
これは今回のような物販に限った話ではありません。
ブログでも、SNSでも、営業でも、「人が集まる場所に人は集まる」という心理は同じです。
今日のお話はここまでです。
誰かのお役に立てれば嬉しいです!
今日も一日お仕事頑張りましょう!!



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